介護用語集「あ行」一覧
![]()
IADL:Instrumental Activities of Daily Living
手段的日常生活動作という意味。買い物や洗濯、電話、薬の管理等、ADLよりも高い能力が必要とする複雑な動作のこと。職業や性別を考慮し、身体活動能力や障害の程度をはかり評価する尺度のひとつとなっています。
アクティビティ:activity
歌やゲーム、手芸、園芸など、心身の状態を安定させ、元気づけるために行なわれる活動のこと。療法士が行なうリハビリテーション活動を表すこともあります。
アクティビティサービス:activity service
歌やゲーム、園芸などのアクティビティを福祉施設で提供するサービスのことです。
アセスメント(事前評価):assessment
介護サービス利用者(要介護者、要支援者)の身体機能や状況を事前に把握、家族などとも相談し評価することで、ケアプランの作成等、今後のケアにどのような介護が必要なのか、課題を分析すること。
圧迫骨折
骨の密度が減少する骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などで骨がもろくなり、圧力によって背骨がつぶれることをいいます。
アドボカシー:advocacy
自己の権利を表明することが困難な寝たきりの高齢者や、認知症(痴呆)の高齢者、障害者の権利擁護やニーズ表明を支援し代弁することです。
アニマルセラピー:animal therapy
動物とのふれあいを通じ、気持ちを落ち着かせる治療法のことです。イルカとふれあうアニマルセラピーが有名です。
アメニティ:amenity
居心地よく、快適に過ごせる環境のことをいいます。介護の分野では、施設全体の空間や設備が快適な状態に保たれ、職員の対応の質が高い環境を表します。
アルツハイマー病
大脳が全体的に萎縮して起こる病気です。ときに認知症のような症状に進んでいきます。高齢者だけでなく、40代から発症することもあります。
アルツハイマー病型認知症
記憶喪失や性格の変化、判断力の低下、記憶障害、見当識障害(けんとうしきしょうがい)などをともなう病気です。原因は、脳の側頭や前頭葉が萎縮して起こります。
アロマセラピー:aroma therapy
お香を焚いたり、花から抽出したオイルを入れたお風呂に入ったりと、草木や花、果物の香りで心身を癒す治療法のことです。
安楽尿器
集尿器とチューブ、集尿タンクという構成になっています。集尿器に排尿し、集尿タンクに尿を貯めることができます。
![]()
移乗
ベッドから車いす、車いすからいす、いすから床などへ移る動作を「移乗する」といいます。移乗には介助が必要な場合もあります。
異食
普通食物とされていないものを口にいれてしまう行動。
移送サービス
自宅から介護施設や医療機関などへ車で運ぶサービスのことです。施設を利用する高齢者や障害者、患者など、自力で移動できない人がサービスを受けられます。
一次判定
介護保険サービスを申請した人に対する、訪問調査員による質問調査をもとに要介護を判定すること。介護サービス調査票をコンピューター処理して決まります。
一割負担(一部負担金)
介護保険のサービスを利用した場合の自己負担額です。
移動介助
自力では動けない人が移動したいときに介助することです。また、体を動かしてはいけない人を移動させなければいけない場合も移動介助といいます。
医療施設のショートステイ(短期入所療養介護)
介護保険法における居宅サービスの1つです。介護保険サービスを利用する要介護者、要支援者が、介護老人保健施設や介護療養型医療施設及び療養型病床群を有する医療機関に短期間入所し、医学的管理の下、必要な医療及び機能訓練、その他の日常生活上の世話などを受けるサービスのことです。この期間、介護者(家族等)は身体的、精神的な負担が軽くなるという効果もあります。
医療ソーシャルワーカー:Medical Social Worker
メディアカル・医療ソーシャルワーカー(Medical Social Worker 略してMSW)とは、患者や家族の抱える精神的・社会的な問題の解決から、社会復帰までをサポートする専門職です。社会福祉の専門的な知識や技術をもっています。
医療費控除
1年間の医療費が10万円以上であった場合、所得金額から控除される制度のことです(上限200万円)
確定申告で申請します。控除対象は、医師や歯科医の診察・治療費、治療や療養に必要な薬代のほか、保険外診療費、医療機関までの交通費、医師の指示によるマッサージ、針きゅう、あんま、寝たきりの人のおむつ代も含まれます。
胃ろう
腹壁(おなか)から管を胃に通し、栄養物を直接注入する栄養療法のことです。病気や障害で口から栄養が摂れない人のための治療方法です。
インテグレーション:integration
日本語で「統合」。福祉サービスを受ける人が差別なく、日常生活に支障をきたさないで生活できるように、問題解決にあたることをいう。
インテーク:intake
障害を持つ人や家族からの事情を聞き、問題点や要望を明確化し援助につなげること。
インフォーマルケア:informal care
近隣や地域社会、民間やボランティアなどが行う、非公式な援助活動のこと。
意識混濁
認識や思考ができなくなる意識障害のひとつです。代表的な症状のひとつとして昏睡があります。
意識障害
自分がどのような状況にあるか分からず、精神活動がうまく機能しないことを表します。
移乗介助用具
介助用リフト、介助用ベルト、移乗介助用シートなど、移乗を補助する介助用器具のことです。
1型糖尿病
すい臓のインスリン分泌が欠乏して発症する糖代謝異常のことです。インスリン注射による治療が不可欠です。
一過性脳虚血発作:Transient Ischemic(cerebral)Attack
略してTIAと呼ぶ。脳への血液の流れが何らかの原因で妨げられて起きる脳卒中発作の一種です。一定の時間内に完全に回復するのが特長です。
遺尿症
膀胱にたまった尿が、本人も無意識のうちに全部外に出てしまうことをいいます。寝ている間に起こるものを夜尿症と呼びます。
医療保護入院
医師から入院の必要があると診断された精神障害などの患者(判断能力のない人)を、保護者の同意により入院させることです。精神保険福祉法で定められています。
院内感染
病院や施設の中で病気に感染することをいいます。病院内感染とも呼ばれます。
インフォームドコンセント:informed consent
医師が治療法などを一方的に決めるのではなく、患者や家族に対して、病名、病状、診療の目的や内容をわかりやすく十分説明し、患者や家族が同意したうえで治療を行うこと。介護サービスの利用についても、利用者と提供者、医師などの間で必要となってきている。
![]()
上乗せサービス
介護保険で保険給付の対象となっているサービスを、介護保険法が決めた支給限度額(保険給付の上限)を超えて利用できるように、市区町村が独自の判断で、利用できる時間や回数を増やした(上乗せした)部分のサービス。また、1回当たりの訪問時間の延長なども上乗せサービスにあたります。
ウェルニッケ失語
言い間違いや、「あれ」「これ」という指示語を使うなど、内容がともなわない発言が多くなる症状のことです。感覚性失語ともいい、比較的上手に話すので一見して分からないという特長もあります。
迂遠(うえん)
認知症やてんかん患者に見られる思考障害の一種です。話の細かい部分にとらわれたり、話がまわりくどいなど、本題になかなか移らない特長があります。
うつ熱
体温調節がうまく出来ず、体温が異常に上がる状態をいいます。頚髄(けいずい)損傷や太陽からの熱で自立神経機能が阻害された時に起こります。衣服をゆるめて体温を下げる必要があります。
運動機能障害
手足や身体の一部が自分の意思で動かせないなど、一定基準以上の運動機能障害が認められることを指します。
![]()
エアーマット:air mattress
エアーをポンプで送りこみ膨らませたマットです。エアーが動いて耐圧を分散させ、床ずれを防ぎます。また、表面からエアーが噴出して皮膚を乾燥させ、細菌の繁殖を防ぐ効果も期待できます。
栄養管理指導
患者の健康状態を把握し、適切な栄養がとれるように、食生活を管理・指導することをいいます。
ADL:activities of daily living
日常生活動作という意味。食事、入浴、排泄などの日常生活の基本動作のことです。具体的には次のような種類があります。
●コミュニケーション・・・・言葉や文字による意志の疎通
●身の回りの動作として・・・食事、排泄、入浴、着替え、整容
●起居・移動の動作・・・・・起き上がり、立ちあがり、寝返り、移乗、歩行などの移動
ST(言語聴覚士):Speech Therapist
言葉によるコミュニケーションが難しくなった人に言語訓練を行う専門職です。また、嚥下(えんげ)機能が低下している人に嚥下訓練も行ないます。STになるには、専門の養成施設(厚生労働大臣指定)を卒業し国家試験に合格する必要があります。
エバリュエーション(事後評価):evaluation
事後評価。介護サービス利用の終了時などに今までの過程や効果を判定し、欠点や今後の改善点をサービス提供者と介護サービス利用者がともに検討することをいいます。
遠距離介護
離れたところに住む親族が遠方から介護に通うことです。要介護者の身近に介護する人がいないため、介護者にとって大きな負担となっています。
嚥下(えんげ)
食べ物や飲み物を口に入れ、咀嚼(そしゃく)し、のど、食道から胃に送り込むことです。
嚥下食
食べ物をやわらかくしたり、ペースト状にした食品です。嚥下障害がある人でも食べやすいように工夫されています。
●嚥下障害、接食者用の調理法
<噛めない人>
主食・・・やわらかく炊く、またはおかゆ
主菜・・・肉はやわらかく煮込むか、肉団子、そぼろあんに魚は煮魚か、ほぐし煮のとろみあんかけ
副菜・・・野菜はやわらかく煮込む、または包丁で目を入れる、適当な大きさに刻み、つぶす
<飲み込みにくい人・むせやすい人>
主食・・・ペーストがゆ
主菜・・・肉は鶏肉のうらごしなど、魚は白身魚のうらごしなど
副菜・・・野菜はうらごし野菜のあんかけ
栄養所要量
健康を保ち、十分な活動を行うために必要な1日あたりの各栄養素の摂取量のことです。
NGO(非組織団体):Non‐Govermental Organization
政府機関や国連の組織でなく、市民が組織した国際協力に携わる団体のことです。営利を目的としていません。非組織団体ともいいます。
NPO(民間非営利組織):Non‐Profit organization
公共の利益になる活動を行う営利を目的としない法人組織や団体のことです。会費や寄付、ボランティアなどを原資に活動します。民間非営利組織、民間公益組織とも呼ばれます。
MRI:Magnetic Resonance Imaging
人体に影響の少ない磁場(核磁気共鳴現象)を利用して、身体の中の状態を映像化し、任意の断面を表示する画像診断法のひとつです。
MRSA:methicilin-resistant Staphylococcus aureus
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。多くの抗菌薬に対して抵抗力を示す、皮膚などに存在する化膿性菌のことです。
MSW:Medical Sochial Work(医療ソーシャルワーカー)
医療用ソーシャルワーカーのことです。患者や家族の抱える精神的・社会的な問題の解決から、社会復帰までをサポートする専門職です。社会福祉に関する専門的な知識や技術をもっています。
園芸療法
老化や障害で弱った心身の機能改善を目的にした療法のひとつです。植物の世話をすることで、心身を癒します。
嚥下訓練
食べ物をうまく飲みこめない人の機能を改善する訓練のことです。
嚥下障害
食べ物や飲み物がうまく飲み込めない症状のことです。飲みこんだものが食道に詰まったり、食べ物を飲みこもうとすると、むせたりします。
嚥下体操
嚥下障害の人が機能の改善を目的として行う体操のことです。
円背
背骨が湾曲し、横から見ると背中が丸くなった状態を指します。いわゆる猫背のことです。
![]()
OT(作業療法士):occupational therapy
作業療法。病気や心身の障害をもつ人が、機能の回復を目指し、手芸や工作、ゲームなど、さまざまな作業を行うリハビリテーションを用いた治療法のことです。作業療法士のこともOTと呼びます。
音楽療法
健康の維持や生活の質向上を図るために、音楽を聴いたり、歌を歌ったり、楽器を演奏したりして楽しみながら行なう心理療法です。
応益負担
福祉サービスの手数料、使用料、授業料などを、利用者が受ける利益の程度に応じて負担することです。所得に関係なく負担する必要があります。
応能負担
福祉サービス利用者が負担できる範囲を決め、サービス料金の一部または全額を負担することをいいます。所得に応じて負担額が決まります。
凹背(おうはい)
胸を張り背中が反りかえって、お尻が出っ張っている姿勢をいいます。
悪心(おしん)
みぞおちからノドにかけて起こる不快なむかつきのことです。
オストメイト:ostomate
排泄機能に障害があり、腹部に排泄のための孔(ストーマ)をあけている人のことをいいます。膀胱がんや直腸がんなどが原因の場合が多いようです。












