1月4日(水)〜11日(水)「久我山ことばの教室」の秦さんご夫妻を中心にしたメンバーで、真夏のニュージーランドを旅行してきました。ニュージーランドを選んだ理由は、信頼している添乗員さんの「世界で一番美しいところ」という推薦の言葉によりました。果たしてその通りでした。参加された失語症の方は6名(車椅子は5台)で、一行は
19名。毎日好天に恵まれ、一同すっかり元気になってもどってきました。
4日夜成田を出発。北島の大都市オークランドまでは11時間あまり。そこから2時間ほど国内線に乗って、南島の山岳リゾート地クイーンズタウンへ。緯度で言うと日本の稚内に相当する所だそうで、山々が目の前に迫り涼しい風が吹いて、ホテルでは暖炉に火が燃えていました。
6日(金)はリフト付きバスで300キロほど走って、世界遺産のフィヨルドランド国立公園へ。氷河に深くえぐられたミルフォードの入り江を観光船で下り、北欧のフィヨルドをしのぐという迫力満点の風景を楽しみました。
7日(土)はバスで650キロほどクライストチャーチに向かって移動です。途中これまた世界遺産のマウント・クック国立公園に立ち寄り、どこまで走っても白雪をいただいた山々と広い湖と羊のいる牧草地ばかりで、人影のまったく見えない手つかずの大自然の中のドライブでした。
8日(日)はクライストチャーチ観光。花の美しい町で、大きな公園の大きな木々のもとにはバラやアジサイなどが咲き乱れ、赤い紅葉があるかと思えば木にとまった蝉たちがしきりに「謹賀新年、謹賀新年」と鳴き声を上げる、という季節を忘れさせる体験でした。私は原子核物理学者で後にケンブリッジ大学に進んでノーベル賞を受賞したアーネスト・ラザフォードが学んだ母校を訪ねてきました。
9日(月)は飛行機で北島の大都市オークランドにもどりました。海が近く、緑が豊かで息をのむほど美しい(そして治安のいい)町でした。
10日(火)はまた250キロほど走って、先住民族のマオリ人の高度な文明と豊かな芸術性を味わってから、国鳥のキーウィ(ヒヨコ位の大きさかと思っていたら鶏ほどもありました)との遭遇を体験しました。
障害をお持ちの皆さんは、どの方も毎日よく食べよく眠り、そして好奇心をもってあらゆるものを見て回る、という模範的な旅行者でした。何の問題もありませんでした。また海外旅行にでかけましょう。
(遠藤 尚志)