三好春樹の介護日記55「個別ケアのために集団ケアを」

新刊の紹介だ。

特養ホームの本だが、地域、在宅の関係者にもぜひ読んで欲しい。

特養ホーム諏訪の苑の新しい介護

というのもここでは、大規模施設の抱える問題を、「個室・ユニット」というかたちではなく、介護の「中身」で越えていこうとする実践が生まれているからだ。


「諏訪の苑」は170床。

そして新設の「第2」は150床で、なんと従来型、つまり、個室でもユニットでもない形で許可されたのだ。


なぜなら、170床の従来型で、食事・排泄・入浴ケア、それに遊びリテーションを活用して、認知症老人が落ち着くケアの実績を作ってきたからだ。

入所してきた人は、あっという間に薬が不要になっていく。


だから、さいたま市も厚労省も、従来型での新設を認めざるをえなかったのだ。


よく「個別ケア」に対するものが「集団ケア」だと語られる。

しかしそれは間違いだ。

個性の発揮には集団は欠かせない。

多くの集団に所属することで、その関係の中で個性が豊かに引き出されるのだ。


だから「個別ケア」の反対語は「画一ケア」である。

諏訪の苑ではその「集団」をうまく活用して個別ケアを表現している。


私は巻頭に、17ページほどの、長い序文を書かせてもらった。

題して『施設ケアのスタンダードへ』。

読んで欲しい。

三好春樹
三 好 春 樹

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